小潮、南風6m、闇夜
投錨後3杯ほど釣れる。この日も前日の様に釣れるだろう、そう船長は思った。しかし彼はまだ気づいていなかった。魔の25日(旧暦)である事に。待てど暮らせどポツポツしか釣れない。自然とは時に残酷である。結果は、竿頭25平均18くらいである。前日も釣れなかったのなら諦めもつくだろう。前日の爆釣は何だったのだろうか。あぁ神よ、彼らにイカを釣らせてたもれ。
そして、そのまま深夜便に突入するのであった。結果は更に残酷である。竿頭15平均7~8であった。なんと、1杯という強者がいらっしゃった。帰る彼の嗚咽が聞こえる。あぁ神よ彼は何の罪を償えば良いのか。その答えを知る宜保愛子はもうこの世にいない。

